ドライブ中、妻は自分のスマホを車につなげてthe GazettEの曲を流していた。
デスボイス、こことか特にすごくない?
僕もちょっとデスボイスやってみよう。あ゛あ゛あ゛あ゛。
汚い! 汚すぎる! ただの痰の絡んだおっさんやん!
もうちょっと控えめの方がいいのかな。ぁ゛ぁ゛ぁ゛ぁ゛。
それじゃ、今度はおじいさんだよ。
なんとかっておじいさん役の俳優のイメージでやったみた。えーと……なんだっけ? 滝……治……滝治? 小林かな? 小林滝治?? 何年か前に亡くなった……。
誰のこといいたいのかはわかるけど……。大……? 大林? 大林滝治? なんか違うな。
あ、そうだ。滝治じゃない。大滝だ。大滝秀治だ。こばやしたきじ(小林多喜二)は蟹工船だった。
ふざけすぎ!
この後、妻がYOUTUBEで「デスボイスの出し方」を検索して再生してくれたが、まったくわからなかった。
目次
デスボイスを目指して。
デスボイスと一言で言っても色々と種類がありますが、ここではいわゆるグラウル・グラントを出すことを目指します。デスボイスの種類に関してはこちら。
- 最初はボーカルフライ・エッジボイスから。
- 映画「呪怨」の「あ゛あ゛あ゛あ゛」の声。
- 高い音を出し、段々低くしていけば出せる。
- ただし、喉はリラックスした状態。喉を締め付けないで低い音を出すようにする。
- 喉を力を入れ締め付けるようにして出す低い声は喉に負担をかけるため良くない。
- 声帯の閉まり具合と、息の量を調節する。
- ボーカルフライ・エッジボイスからデスボイスへ。
- 声帯を閉じたまま、音量を上げる。そのためには二つ方法がある。
- 一つは、咽頭腔は狭め、鼻腔で声を響かせる。
- もう一つは、腹式呼吸を使い吐く息を増やし安定させる。
最初はボーカルフライ・エッジボイスから。
※諸説あるようですが、ボーカルフライとエッジボイスは同じものだとして話を進めます。
まず、ボーカルフライを練習する目的は、声帯が閉じた状態を意識できるようにするためです。
一般的に説明されている方法は「高い声を出し、そこから少しずつ低い音を出すようにして、ガラガラ声になったら、吐く息を少なくしていき、音がとぎれとぎれに単体ででるようにする」方法です。映画「呪怨」の「 あ゛・あ゛・あ゛・あ゛……」の声になっていたら、それがボーカルフライ・エッジボイスです。
ただし、喉を締め付けて無理やり出す低い声は喉を痛めるため良くないようです。喉を含め、体全体がリラックスした状態で出せる最大限低い声を目指してください。喉に力を入れていないつもりでも意外と力が入っている場合もあってきちんと出来ているのか難しいですが、上を向いて同じ声が出せないのであれば、喉に力が入っている状態ですので、間違ったやり方をしていると言えるでしょう。
ボーカルフライ・エッジボイスからデスボイスへ。
ボーカルフライを出す練習をし、声帯が閉じた状態がわかったら、次はそのボーカルフライを鼻の奥の空間で響かせ、吐く息を増やすことで、音量を上げれば、デスボイスになります。
声を響かせる場所
声を響かせるための場所として、口腔(口の中)、咽頭腔(のどの奥)、鼻腔(鼻の奥)の三か所があるわけですが、デスボイスにするためには、咽頭腔は狭め、鼻腔で声を響かせることを意識するとよいようです。
吐く息を増やす方法
腹式呼吸で吐く息を安定して増やすことで声を響かせやすくなります。腹式呼吸ができない場合は、仰向けになると自然と腹式呼吸になるので、その状態で練習しコツをつかむと良いでしょう。